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どうなる日経平均!円高になると株価は下がる?日米の金利差って?超簡単にざっくり説明

2024年8月2日、日経平均株価が2216円下げ、前日と合わせると2日間で3000円以上の下げとなりました。そして8月5日は4451円の下落。これは1987年10月19日(月)のブラックマンデーの翌日の3836円を抜いて史上1番の下げとなりました。

この株価下落の原因は急な円高だといわれています。なぜ円高だと株価が下がるのか・・細かいことは抜きでわかりやすく、ざっくり説明します。

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つい先日まで日経平均は4万円を超える高値でした。今、日本株の売買代金の70%が外国の投資家だといわれています。例えば円安を1ドル160円円高を1ドル140円とします。外国人は円安だと日本株を安く買えます。例えば10万円の株を、1ドル160円なら625ドルで買えます。140円なら715ドル必要になります。円安によってお買い得感のある日本株はどんどん買われて株価は上がります。

ところが急に円高になりました。それによって10万円だった株の価値が変わります。715ドルも必要なら買わないし、これ以上円高になる前に売ってしまおうと思うわけです。売られることで株価は下がることになります。

円高だと輸入をする日本の会社は海外のものを安く買うことができます。1ドル140円だと10万ドルのものを1400万円で購入することができます。円高だと日本の物価は安くなり暮らしは楽になります。逆に円安だと海外に輸出したり海外でモノを売る日本の会社は得をします。10万ドルで商品を売った時、その10万ドルが1600万円になるからです。予想より円安が進めば、会社の利益はどんどん増えます。よって会社の業績は上がり(見せかけですが)、業績が良いので株価が上がります。

お金は金利の低い方から高いほうに流れます。日本の金利が0.1%でアメリカが5%なら、日本の銀行でお金を借りてアメリカの銀行に預ければ金利差で儲かるわけです。しかも日本は「金融緩和で金利は上げない」と宣言していたので、みんな安心して日本で借りた円をドルに換えてアメリカに預ければよかったのです。ますます円安ドル高になります。

しかし日銀が金利を上げると言い、アメリカは金利を下げると言い出しました。金利差が縮まるとこのメリットがなくなります。結果こういった取引きがなくなり円は売られなくなり円高になります。ですから円高にしたければ金利を上げるのです。そして円高なので株価は下がるのです。

政治的な話や金融の専門的な話はなしで、簡単な仕組みだけ説明しました。そんな簡単な話じゃないよ・・といわれると思いますが、ネットでも難しい説明が多く、この簡単な仕組みが以外とわかりにくい・・。投資歴3年の私もまだまだ勉強不足で知らないことだらけです。この記事が少しでもお役にたてたら嬉しいです。

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